示談交渉を有利に進めるための警察・加害者・保険会社・弁護士との接し方

交通事故の慰謝料をアッさせる示談交渉術 4つのポイント

交通事故の慰謝料は自賠責基準や任意保険基準、裁判所の判例によってある程度の相場が決まっていますが、保険会社との交渉によってそれなりの金額の差が生まれます

なぜなら、保険会社はできるだけ保険金を支払いたくないと思っているため、より低い金額を提示してくるからです。

一方で、被害者であるこちらは正当な補償をしてほしいと思っていますから、その金額では納得できないという差が生まれます。

ですので、交通事故の慰謝料に対するしっかりとした知識を持つことは大前提として、その知識をもとにいかに交渉術を駆使して上手に駆け引きをするかということが、交通事故の慰謝料を最大に受け取るために重要となってきます。

今回は、交通事故の示談交渉を行う際に押さえておきたい交渉術や駆け引きについて、交渉相手ごとにポイントをまとめてみました。

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大前提として交通事故の慰謝料に関する正しい知識を持っていること

交渉をする際の基本は、こちらがしっかりと正しい知識を持っていることです。本来勝ち取れる慰謝料の金額はどれくらいなのか?そしてその根拠は何か?といった点をしっかり理解していないと、そもそも交渉はできませんよね。

ですので、自賠責保険や任意保険の基準、弁護士基準など、補償額を決定するための基準に関しては事前にしっかり理解をして、あなたが本来受け取るべき慰謝料の額や、どんな内容についての補償がなされるのかという点を事前に割り出しておく必要がります。

3つの基準の違いや具体的な金額の割り出し方に関しては今回の記事では割愛しますが、金額に関して「自分で割り出すのに自信がない」「この金額が妥当か不安だ」という場合は弁護士の無料相談を利用すると話が早いです。

実際に弁護士を雇う雇わないに関わらず、無料相談の段階でどれくらいの額が妥当なのかを知ることができます

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示談交渉の際は、ここまで準備を整えたうえではっきりとした態度を示し、納得できる金額を提示してもらえるまで粘り強く交渉を続けるというスタンスが必要になります。

ぜひ、準備をしっかりと行い、弱気にならずに交渉を行ってくださいね。

警察・加害者本人・保険会社・弁護士との交渉のポイント

ここからは、交通事故に遭ってしまってから関係を持つ相手ごとに、交渉・コミュニケーションのポイントをまとめていきたいと思います。

1.警察への証言で注意するポイント

交通事故が起きたときに最初に現場に到着するのは警察ですよね。そして、実況見分などを行って、誰に責任があるのかを調べることになります。

慰謝料の算定には警察は関わらないとはいえ、この調査に基づく内容を保険会社が見て、過失割合を決めることになります。そのため、いかに警察の調査の際に、こちらにとって有利な方向にもっていくかということが後々重要になります。

もちろん、事故が起きた直後というのはパニック状態になっていることが多いので、思うように話すことができないかもしれませんが、必要なことをしっかりと伝えられたかどうかという点はとても大きなポイントになります。

例えば、信号の状態や車が止まっていたか動いていたかということです。

停車中にぶつけられた場合と、少しでも動いていた場合では、過失割合の判定は全く違ってしまいますので、停まっていたのであれば、必ずしっかりと停車中であったということを告げましょう。

加害者が、こちらも動いていたと言っても絶対にそのことを曲げてはなりません。

また、こちらが青信号もしくは黄信号で交差点に進入していたのであれば、絶対に赤信号に変わっていたということを言ってはなりません。

交通事故は本人の主張が認められやすい

このように、警察相手に話すときには、相手がなんと言ってこようと、はっきりと物事を伝えて、自信があるところを示すことがポイントになります。

交通事故の証言においては、はっきりとした証拠がなければ本人の主張が認められるという原則がありますし、警察において話したことが確証される傾向が強くあります。ここでの話し合いで弱気な態度を示すことがないようにすることが肝心です。

2.加害者本人との交渉で注意するポイント

交通事故の被害者となったとき、基本的に交渉相手は加害者側の任意保険会社となります。基本的には、直接加害者本人と話し合うことはないと考えてOKです。

ただし、事故が起きてから最初の段階では、相手が謝罪の気持ちを示したいといった理由でなんらかのコンタクトを取ってくることも多くあります。そして、その際に「できることをしたい」と言って、何らかの慰謝料の提示をしてくる可能性もあります。

加害者本人から慰藉料の提示があっても受けない

この時、仮に先方に悪気が無かったとしても、先方の提示を受け入れてはいけません。はっきりと「慰謝料についての話し合いは保険会社とするので、本人同士ではできない」ということを伝えることがポイントになります。

なぜならば、ここで加害者側の提案を受け入れてしまうとそこで示談したとみなされ、しっかりとした慰謝料の交渉を続けられなくなる可能性があるからです。

加害者との接触においては、できるだけ慰謝料についての具体的な話し合いすることがないように気を付けてください。

謝意と慰謝料の金額は分けて考える

具体的な慰謝料を提示するわけではなく、純粋に謝意を伝えるために被害者側から接触があることも多いです。

そうすると、被害者側もつい感情に流されて、慰謝料の提示を低いままで受け入れてしまうことがありますが、こちらの言い分をそういったコンタクトによって曲げることは避けましょう。その時はそれでよいと思っても、後遺障害がでるなどして、あとから後悔するケースは多いです。

もちろん、交渉をスムーズに進めるためにも、こうした謝意を素直に受け止めて、あまり本人同士の関係をこじらせないことは重要です。

謝意は快く受け入れるものの、慰謝料の交渉は保険会社と毅然として態度で行うというスタンスを崩さないことがポイントになります。

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3.加害者側の保険会社との交渉で注意するポイント

慰謝料の金額を決める示談交渉の大部分は、相手側の任意保険会社と被害者であるあなた、もしくはあなたが雇った弁護士が行うことになります。

そのため、仮に弁護士を雇わずに個人で示談交渉を行うならば、いかに保険会社相手に上手に駆け引きをするかということが重要になってきます。

まずはマインドをしっかりと持つこと

冒頭でも触れた様に、保険会社はできるだけ慰謝料の金額を低く抑えたいと思っています。そのため、保険会社から提示される金額は、自賠責基準・任意保険基準・裁判所基準のうち、最も低い金額である自賠責基準かそれに限りなく近い任意保険基準となるケースがほとんどです。

この時に提示される金額は、あなたが本来受け取れるはずの金額には遠く及びません

ですから、まずは交通事故の被害者として正当な慰謝料を請求することは当然のことだという意識をしっかりと持ちましょう。

まれに、慰謝料の増額を求めるのは申し訳ないと思う人がいますが、そのような心配をする必要は一切なく、強気で交渉することが大切になります。

ご自身の性格的に「申し訳ないなと思ってしまうかも」と思う場合は、本来受け取れるべき正当な慰謝料がどれくらいなのかをしっかりと把握しておくことです。場合によっては、怒りが沸いてくるほどの開きがありますよ。

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また、保険会社の担当者は相当の事故処理経験がありますし、慰謝料に関する知識も豊富です。そのため、こちらが何も知らないという態度を示すと、様々なことを言って、提示してきた金額がいかに当然の金額かということを主張してきます。

そういった際に、「法律事務所が算定してくれた慰謝料はこれくらいです」と言えるのはやっぱり強いです。

弁護士を雇わずに自分で示談交渉をする場合であっても、無料で法律事務所が正当な慰謝料を提示してくれる上記のようなサービスや、交通事故案件を多く扱っている法律事務所の無料相談を上手に利用して、適正な慰謝料金額というものを把握しておきましょう

※こちらの記事で紹介している弁護士事務所は、全て相談が無料です。

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交渉をするにあたってしっかりと情報を収集して、こちらが何も知らない被害者ではないことを示すだけで、心理的に交渉を有利に進めることができるようになります。

示談書にサインをしたらそこで交渉は終了

交通事故の後、ある程度治療のめどがつくと、任意保険会社から示談提案書というものが送られてきます。いわゆる示談書ですね。

この示談書にサインをすると、その時点で保険会社との示談が終了したとみなされ、その後の交渉は一切できなくなります

そのため、保険会社との交渉においては、納得できるまで話し合いを粘り強く行うということが重要です。そして、相手が提示してきた示談提案書の中身を精査して、さらに請求できる部分を探すということが大切です。

相手もプロですから、こちらから慰藉料アップのためのしっかりとした根拠を示していきましょう。

示談書が提示された時に使える交渉術

示談書とは、治療費など実際にかかった費用とともに慰謝料の額が示されて、「これだけの補償をしますのでこの事案を示談で解決しましょう」ということを提案するためのものです。

先ほども触れたとおり、そこに記載されている金額を受け入れて慰謝料を受け取ったら、後は何を言うことはできないということを意味します。

もちろん、この示談提案書にしっかりとした十分な金額が提示されていて、それに満足できるのであれば良いのですが、繰り返しになりますが基本的にこの提案書に示されている金額は、相場よりも低くなっています。

ここで見るべき点は、大きく分けで以下の2つです。

  • どの基準が適用されているか
  • 補償されるべき項目に抜けはないか
どの保険基準が適用されているか
示談書で説明されている賠償金の金額が、自賠責保険基準なのか、それ以上の金額になっているのかを見ましょう。

もし自賠責保険基準であるなら、基準を上げるように伝えます。

自賠責保険の基準は、あくまでも最低限の補償であるということを強調し、弁護士の無料相談などで算出してもらった正当な慰謝料額を参考にしながら説明するとスムーズです。

保険会社の担当者もプロですから、本来の正当な慰謝料額というのも実は十分承知しています。

ですので、こちらが弁護士がはじき出した金額やその根拠についての情報をしっかりと持っているということを示すと、交渉をより有利に進めることができるようになります。

保証されるべき項目に抜けはないか
示談書を見る場合は、賠償金の基準についてだけでなく、補償されるべきすべての事由が記載されているかについてもしっかりと確認する必要があります。

入院や通院に関する実費や慰謝料はどのケースでも記載されているでしょうが、通院の付添人に関する補償や、仕事を休んだことに関する補償などは含まれていないことも多くあります。

これらの分は、当然の権利として請求できますので、欠けている項目はしっかり指摘してください。

4.弁護士とのコミュニケーションもポイント

仮に示談交渉がまとまらず、裁判になった場合はさすがにどんな方でも弁護士を雇うと思います。

そうなった場合、実際の裁判では弁護士がすべての手続きと話し合いをしますので、こちらが何かをする機会はありません。

大事なのは、弁護士とのしっかりとしたコミュニケーションです。

そして、コミュニケーションの中で自分の態度をはっきりと示しておくことが大切です。

「慰謝料の金額はここまで上げてほしい」、「和解案である程度の金額が出ても、その金額にならないのであれば判決まで待つ」、「これくらいの金額まで出れば和解で満足する」いった点を、あらかじめ伝えておきましょう。

そうすることで、弁護士も働きやすくなりますし、中途半端な内容で決着を付けないようにすることができるようになります。あくまで、自分の態度をしっかりとしておくことが重要なのです。

これは、裁判ではない通常の示談交渉を弁護士に任せる場合であっても同様です。

基本は強気での交渉だが、柔軟性とバランスも大切

ここまで何度か触れた様に、交渉においては弱気な態度を示すとなかなか上手に駆け引きができません。

かといって、いつでも強気な態度を保っていると、相手の態度を硬化させてしまい、無用に裁判まで持ち越されるということも起こりえます。

ですので、例えば入通院に関する慰謝料、休業損害の補償など、いくつかの項目に分けて交渉を進めていき、その都度納得できる金額に到達したら他の項目に移っていくという方法を採るのも一つの方法です。

その際には、しっかりと満足できる金額を保険会社が提示してくれたことに、こちらも満足しているという気持ちを伝えることで、担当者も交渉を進めやすくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、交渉をしたりコミュニケーションを取る相手ごとに慰藉料をアップさせるためのポイントをまとめてみました。

いずれにしても、毅然とした態度とそれを裏付けるしっかりとした前提知識がとても大切です。そして、それらを土台としつつ、時に柔軟な対応をすることで交渉事はうまく行きます。

もし、どうしても性格的に不安があるという方の場合、取れる選択肢は以下の2つです。

  • 不満を持ちつつも、保険会社が提示してきた示談書の慰謝料額にサインをする
  • 弁護士に示談交渉を任せて、交渉のわずわらしさ無しで正当な慰謝料を勝ち取る

後者の場合は、精神的な負担を追わずに慰藉料の増額が可能なので万能に見えますが、実は担当弁護士との相性という問題も存在します。

ですので、いくつか弁護士の無料相談を受けてみて、安心して任せられると感じた方に依頼をされると良いです。もちろん、交通事故案件を数多く扱っている弁護士という点は大前提になります。

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