過失割合の事例⑤交差点の右折時・黄信号・一時停止無視のケース

過失割合の事例⑤交差点の右折時・黄信号・一時停止無視のケース

交通事故の発生割合のうち、大きな部分を占めるのが交差点です。交差点の事故は状況が複雑なことが多く、過失割合の決定においても警察の調書を参考にすることがほとんどです。

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ですが、ある程度おおまかなパターンは存在します。

今回は、交差点で発生しやすい右折時・黄信号・一時停止無視といったケースを例に挙げて解説をしていきたいと思います。

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交差点の右折時の過失割合はどのような形で算出されるのか?

交通事故が起こりやすい状況というのはいくつかありますが、その一つが交差点の右折時の車同士の事故でしょう。もともと交差点は交通事故の起こりやすいシチュエーションですが、その中でも特に右折車と直進車の事故というケースは多い傾向にあります。

この場合、信号無視などでない限りは基本的に右折車の過失が大きくなります。その割合はおおむね80対20といったところです。

しかし、これはあくまで基本的なパーセンテージです。この基本に加えて、交差点に進入するときに必要な減速をしていたか、ウインカーをしっかりと出していたかなどが考慮されます。これらの要素があると、10%もしくは5%の変化が出てきます。

ですので、交差点における右折車との事故の場合は、単なる状況だけでなく相手の車がしっかりと安全義務を果たしていたかを見ることが肝心です。

右折車にぶつけられた場合は、こちらに過失があるとは認めたくないものです。このような要素を考えて、少しでも過失割合を有利に持っていけるようにするのが良いでしょう。

被害者側がバイクのケース

交差点の右折時の事故として車同士以外に多いのは、こちらがバイクで、相手が直進してきた際にまきまれるというケースです。自動車からすると、バイクとの距離感がつかみづらかったり、対向車線にいる右折待ちの車に隠れてバイクが見づらかったりするため、事故も起こりやすくなります。

状況としては上記の車同士の事故と変わらないのですが、バイクと車ではバイクの方が交通弱者とみなされますので、過失割合も多少変わってきます。そのため、基本は85対15という形になります。

それに加えて、先ほど説明したような細かな要素を加えて修正がなされます。ただし、保険会社の中にはバイクであっても、自動車同士の事例と同じような割合を提示してくることもありますので注意しましょう。

黄信号や赤信号での事故における過失割合はどうなのか?

信号の違いによる過失割合の変化も覚えておくと良いです。

信号に関する基準は単純で、赤信号で進入した方が100%の過失を負うというものです。つまり、こちらが青信号で相手が赤信号であれば、すべての責任は相手にあります。また、こちらが黄信号で交差点に入っても、相手が赤信号ならそれもやはり相手に100%の過失があることになります。

ただし、交差点に進入する際にこちらがスピードを出していたなどの理由があると、過失が加えられることがあります。時に、加害者側がそのような主張をしてくることもあり、相手が赤信号でもあるにかかわらず、こちらに過失が付くという可能性もあります。

しかし、これはかなり言いがかりに近いものですので、はっきりとそれは認められないと主張して100対0になるように交渉しましょう。

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相手が一時停止無視の過失割合

相手が一時停止を無視した場合は、90対10となることが多いです。100対0にならなのは、こちらも動いていたということで多少なりとも過失が付いてしまうからです。このケースでは100対0にするのは難しいので、慰謝料の額をしっかり交渉するのが賢明でしょう。

標識無視は過失割合が高くなる

速度や駐車場における事故は割合の判断が難しいところですが、標識無視はかなり過失割合が重くなります。警察でもそのことをはっきりと確認して記録に残しているはずですので、もしそのことが考慮に入れられていないのであれば、警察に聞いてみるのが一番確実です。

特に、一時停止の無視に関しては、かなり高い割合で加害者に過失があると認められるので、その疑いがある時には、しっかりと確認するようにしましょう。

まとめ

  • 右折時の事故はおおむね80対20で右折車側の割合が大きくなるのが原則
  • 相手側が赤信号であればこちらが黄信号であったとしても100対0で赤信号側の過失になるのが原則
  • 一時停止などの標識無視は無視した側の過失割合が高くなる傾向にある

冒頭でも述べましたが、交差点の事故は複雑です。今回のケースの様な原則をもとに、最終的には警察の調書に基づいて保険会社同士が決定することになります。

ですので、調書作成時にパニックになったり遠慮したりすることのないように気を付けましょう。

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