過失割合の事例④歩行中・自転車・バイクのケースと同乗者の影響

過失割合の事例④歩行中・自転車・バイクのケースと同乗者の影響

今回も、過失割合の事例について見ていきたいと思います。

交通事故に遭うのは車に乗っている時とは限りません。歩行中自転車に乗っている時・バイクに乗っている時と様々なシチュエーションで事故に巻き込まれてしまう可能性があります。

また、車を運転している時に同乗者がいた場合は、同乗者の行為が過失割合に影響を及ぼすこともあり得ます。

今回は、そういったケースを集めてみました。

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歩行中に交通事故に遭った時の過失割合

歩行者と自動車の事故の場合は、ほとんどのケースで自動車に100対0の過失が付くことになります。歩行者は一番の交通弱者であり、交通事故に巻き込まれるとその被害は最も大きくなるからです。

そのため、歩行中に自動車にぶつけられるなどして被害に遭ったら、こちらの過失をゼロにするということを原則に考えましょう。

ただし、たとえ歩行者であっても場合によっては過失が生じることもあります。例えば、飛び出しをしたり、赤信号の歩道を渡ったりするケースです。さらに、よくあるのが路上駐車中の間から車道に出て、確認ができなかった自動車にはねられるというケースです。

こういった場合は、歩行者にある程度の過失が課されることもあります。その場合、加害者側としても歩行者に飛び出してきたなどの理由を付け、過失修正を求めてくることが考えられます。

自転車で事故に遭った時の過失割合

歩行者が事故に遭った時には、たいていの場合自動車が完全に悪いという判断がなされますが、自転車の場合はそうはいきません。

なぜなら、自転車も「車両」に分類されるため、自動車やバイクと同じカテゴリーと見られるからです。とはいえ、自動車と自転車の事故では、自転車の方が交通弱者とみなされますので、自動車の方により重い注意義務が生じて、より重い過失となります。

例えば、自転車が交差点を直進していて、自動車が右折してきた場合などは、90対10という過失割合が一般的です。この割合は自動車同士なら80対20となるところですが、自転車が被害者であるというポイントが考慮されて、10パーセントの違いが生じているのです。

注意しなければならないのは、自転車で横断歩道を走っていたときです。基本的には自転車は車道を走ることになっていますので、このことを指摘されると過失割合が高くなることもあります。あまり細かく見られないこともありますが、相手の保険会社の出方、もしくは加害者の訴えによって過失割合の修正がされることもありますので、注意したいところです。

バイクに乗っていた時に事故に遭った場合の過失割合は?

バイクに乗っている時に自動車によって事故に巻き込まれた場合は、バイクの方が交通弱者であるとみなされるため、自動車同士の事故よりは過失割合が低くなることが多いです。そのため、少し強気で交渉に臨んでも良いのではないかと思います。

一例を挙げると、こちらのバイクが直進していて、自動車が右折してきて巻き込まれた場合は、自動車側に80、バイク側に20の過失が付くことが多くなっています。しかし、相手がスピードをかなり出していたり、信号が黄色になっていたりした場合には、この過失割合が自動車側でさらに高くなることになります。

そのあたりをはっきりさせて、少しでも割合を有利にすることが重要です。保険会社もできるだけ過失割合を半々に近づけようとしてきますが、ここで引くとこちらに不利になるばかりですので、はっきりと自分の立場を守るようにしましょう。

特にバイクの場合に事故に遭うと、怪我の程度も重くなる傾向にありますので、しっかりと補償をしてもらう必要があります。

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過失割合は同乗者の状態によって変化するか?

基本的に過失割合は、運転していた人の速度違反や信号無視などの要素によって決まることがほとんどです。しかし、同乗者が運転に支障のある行為をした場合には、その過失が重くなることがあります。

例えば、隣で飲み物を飲んでいて、それをこぼしてしまったために運転の気がそらされ事故を招くことになったなどのケースがそれにあたります。

また、同乗者がペットを抱えていて、そのペットが離れてしまいハンドル操作を誤ったので事故に至ったなどのケースもあるでしょう。

この場合には、過失割合がさらに重くなる傾向もありますので、同乗者の影響についても確認してみることを忘れないようにしましょう。

まとめ

  • 自動車と歩行者の交通事故の場合、歩行者に過失がない限りは原則100:0の割合
  • 自動車と自転車の交通事故の場合、車同士よりも自転車側の過失が低く評価される
  • 自動車とバイクの交通事故の場合、車同士よりもバイクの過失が低く評価されやすい
  • 同乗者が車の運転に影響を与えていた場合は、車の過失割合が増える

基本的に、被害者側が自動車でない場合は過失割合が低めに見積もられる可能性が高くなるということですね。

参考にしていただければ幸いです。
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